筋書きのないドラマ 延長18回の死闘

箕島対星稜延長18回は、1979年8月16日に阪神甲子園球場で行われた第61回全国高等学校野球選手権大会の3回戦における和歌山代表・和歌山県立箕島高等学校対石川代表・星稜高等学校⋯43年前 その時の塁審木嶋一黄氏の思い出話を聞いてみよう。

  令和4年9月25日13時 観一新体育館

箕島はこの年春の第51回選抜高等学校野球大会で優勝しており史上3校目、公立高校としては初の春夏連覇がかかっていた。戦力も石井毅嶋田宗彦バッテリーに箕島自慢の機動力を生かした打線が充実

翌日の新聞は、この試合を大きく取り上げ、「試合展開は、いまだ見聞きしたことのない大試合ともいえた」(朝日新聞 )「カクテル光線に照らされて筋書きのない、それでいてものすごい迫力のあるドラマ」(読売新聞 )「すさまじい迫力に満ちた試合」(毎日新聞 )