「下~」10首歌

肌に馴れ下着下帯体臭も沁みて他者には触れられぬもの

生まれつき素質下地がいい人もその反対も運命にして

お手本にする下敷きはいいとして列車の下敷きこれは大変

下取りにしてくれること時にあり今はほとんど二束三文

部下となり下働きをすることも先々考えひたすら我慢

下請けも仕事に貴賤あるものか生きる方便

お裁縫下縫い仮縫い和洋裁仕立て直しも何でもござれ

下読みを繰り返す後言わんとする趣旨を捉えた本読みとなる

江戸の町下町山の手いずれにも情緒はあれどやはり下町

下心これには全くご用心真実知れば幻滅の悲哀