我執 我慢 我に関する自我意識 厄介千万手を放ちたい
自画自賛したとて他者の無関心 笛は吹けども踊ってくれない
我利我利の亡者であること知らざりき 情けは他人のためとは知らず
瓦礫のみ残骸散乱 戦乱の廃墟に立つは虚無感のみよ
瓦解する理想掲げてそれでもなお人は諦観奥にしまって
飢餓に喘ぐ人を思わぬ好戦の鬼畜は未だ異国に残る
発芽せし植物たちの生命力どこから湧くか神のみぞ知る
賀正賀春 あと二月でやってくる 今般戦争犠牲者幾多
風雅優雅みやびの世界に逃れても 平和の兆しなきを悲しむ
牙城に迫る勇猛がほしい 自我自国に妄執する世を憂うこの頃