俳諧番橙集より

  訪南瓜庵

水栗の手際や花の知恩院      除風

けふ限の春の行衛や帆かけ舩    許六

  夏部雑体

新麦や水汲ほとの病あかり     支考

白雨や林の中の石灯篭       春水

菅笠に宿のほたんの匂ひ哉     春少

  俳諧雪之光

三日月をつきぬく梅の匂ひかな 支考

雁鳴て夜の釣瓶に梅の花    鬼貫

戸を明て鳥も合点か月と梅   百花