俳祖・山崎宗鑑・その伝統を継承するもの

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 俳諧の始祖と言われる山崎宗鑑が晩年を過ごした一夜庵(香川県観音寺市)は、観音寺市の一
 
夜庵保存会、文化財保護協会がその伝統文学を継承しています。江戸時代から現代にいたるま
 
で数百年の間、脈々と伝わる関連資料も保存しております。それだけでなく、全国の俳句文学愛好
 
者のために、このことをあらゆる機会をとらえて紹介することに努めております。
 
 芭蕉の門弟各務支考がこの地を訪れ、「有明の浜や昼顔咲きながら」「老の手に此なでしこを
 
重の花」の句を残しています。残念ながら、芭蕉は四国に渡ってきておりません。
 
 宗鑑は、宗鑑流と言われる独特の名筆家で、ここに掲載したような色紙に古歌などを書き残した
 
います。「天降る現人神の相生を思へば久し住吉の松」 (『拾遺集安法法師の神楽歌)
 
これは茶掛として表装して売りに出ていた書。 (猪熊信男の【極】があり、時価17万円)
 
 砂絵「寛永通宝」を詠んだ七言絶句は故高橋藍川(和歌山県出身)作の漢詩の書き下し。
 
 【高橋藍漢詩碑】  八幡町琴弾山頂象ヶ鼻に建立されている。

     白帆鷺の如くに滄溟に入る 
     水いよいよ碧に松いよいよ青し
     通寶千年客拾うなく
     砂浜歴々銭型を見る
 
 観光の地としては、香川県琴弾公園有明浜の白砂青松、砂絵「銭形・寛永通宝」もPRして
 
いる次第です。