招き松の歌碑(中井先生の詠)

 
 観音寺市粟井町の徳賢寺境内には、扶け松があり、それを詠った中井虎男先生(旧制三豊中学校数学教師・俳号無長)の歌が碑に刻まれている。
先々代住職合田卓見と先生に親交があって、この歌が献じられたとのこと。
   
   手をのべて 招き扶けの 松あれば 悦びつれて 皆まいるらん
 
 中井虎男 (1878-1969) 大正-昭和 時代の教育者。 明治11年1月8日生まれ。郷里香川県の三豊中学教諭となり,30年間 数学を教える。面倒見がよく、多くの教え子に慕われた。和算にもくわしく,算額の研究で知られた。昭和44年10月12日死去。91 歳。
 
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     なお、徳賢寺は、大石内蔵助の父左衛門が義士菩提のため四国遍路の途次、当寺に泊まり、そのまま養子になったことで知られる名刹である。