阿修羅の歌 七首

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    哀しみの湧き起るときいつも見る心の奥の我が阿修羅像
 
    帝釈天向こうに廻し合戦を繰り返すとか悪神阿修羅
 
    容貌醜怪札付きしかもなほ外道仏法の守護神といふ
 
    天界を暴れる鬼神のイメージもち眉根を寄せたる悲しき奥処
 
    迷いから目ざめ愁眉開きつつ一歩浄化に進みたる面
 
    移り行く過渡期の表情男でも女でもない君阿修羅像
 
    少年か少女のように子供から大人になるようあてどなき像
 
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