「堯階三尺〕に学ぶべきものあり

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 秦は長城を築いてまるで鉄の牢に比べるほど頑丈なため、異民族を臨の町に寄せ付けず、長城は雲まで届くほどの勢いであった。けれども、これは有徳の堯帝の住居に設けられた僅か三尺の階段にも及ばず、結局内部から国が崩壊してしまった。(堯は舜・禹とともに伝説の帝王で、儒者孔子が理想の帝としている) 
  万里の長城(という文化遺産)を築いた秦の始皇帝を讃えることはない。
  わずか三尺の質素な住まいでも、徳政を敷いた有徳の堯帝に及ばない。  
 
   〔四字熟語〕 堯階三尺(ぎょうかいさんじゃく)
  質素な宮殿や住居、生活のこと。 古の聖王である堯の宮殿の階段が三尺の長さであったことから。  唐代詩人汪遵の作。
 
〔類義語〕 「 茅茨不翦 ( ぼうしふせん ) 」「 采椽不斲 ( さいてんふたく ) 」「 土階等 ( どかい さんとう ) 」「 土階茅茨 ( どかいぼうし ) 」「 尭階三尺 ( ぎょうかいさんじゃく ) 」. 【茅茨】ぼうし. チガヤとイバラ。ともに、屋根を 葺 く材料とする。