2010-12-15 易水送別 #誕生日 懐古の詩「易水送別」 駱賓王 此地別燕丹 壮士髪衝冠 昔時人已没 今日水猶寒 (此地燕丹に別れ 壮士髪冠を衝く 昔時人已に没し 今日水猶寒し) 燕の太子丹は秦の始皇帝に恨みを抱き、刺客の荊軻を雇って暗殺させようとした。 (荊軻は「風蕭蕭として易水寒し。壮士一たび去って復た還らず」と吟ずる) 血気壮んな者の髪の毛は悲憤のあまり、冠を衝き上げるほどであった。 喪服を着て易水の辺りで荊軻を見送った人々も今は誰一人いない。 今日もなお易水の水は寒々と流れている。