2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

不遜さんと巻いた連句「平成万葉歌仙」再録

平成万葉歌仙三十三「橘や」(花づくし)の巻 両吟 宣長 不遜(捌) 起首 2009/12/27(日) 満尾 2010/1/14(金) 〈再録〉 橘は実さへ花さへその葉さへ枝(え)に霜降れどいや常葉の木 聖武天皇(巻6-1009) 発句 橘や雪花咲けど常葉の木 宣長 冬 脇 朝明け映ゆる…

瀬戸内・讃岐野より遠野を想ふ

コロナ禍は讃岐は僅か 遠野なる岩手の絶無遠く慕はし

戦死で我が子三人戦死

戦争で我が子三人喪ひし親が十人身の回りに居りし 戦死せし昭和は遥かその親が生きてる例は皆無の令和 長男に続いて次男三男の公報受けし親は今なし

簡便(カンビンではなく、カンベン)

国会議員が今、簡便をカンビンと発音していたが、カンベンが正しい。 簡単・便利のはずだから。簡易郵便ではないはず。

森川義信を偲ぶ拙句

詩人森川義信詩碑を守る

勾配 森川義信 非望のきはみ非望のいのちはげしく一つのものに向つて誰がこの階段をおりていつたか時空をこえて屹立する地平をのぞんでそこに立てばかきむしるやうに悲風はつんざき季節はすでに終りであつたたかだかと欲望の精神にはたして時は噴水や花を象…

自然の風景は裏切らない。

いずれ、菖蒲(アヤメ)か 杜若(カキツバタ)

久木〔アカメガシワ?〕

ぬばたまの夜の更けゆけば久木生ふる清き河原に千鳥しば鳴く『萬葉集』山部赤人

花も人もみんな違ってみんないい

とは言うものの自ずから好みはあって

けふもあなたに逢へず春闌ける

けふもまたあなたに逢へず春闌ける

生き物の究極〔花芯〕

うかれける人や初瀬の山桜

ピーター・マクミランの「詩歌翻遊」(2020/4/22 〕朝日新聞掲載

斎藤茂吉歌集『赤光』

『赤光』(しゃっこう)は、大正2年(1913年)10月に東雲堂書店から刊行された斎藤茂吉の処女歌集。そのロマンチシズムあふれる清新な歌風によって歌壇・文壇に大きな影響を与え、一躍著者の名を高からしめた。茂吉の代表的歌集である。

島崎藤村詩集『若菜集』

島崎 藤村 1872年(明治5年2月17日~1943年(昭和18年) 岐阜県生まれ 作品 「初恋」は、詩集『若菜集』に収められている。

多弁の花、多辯の人といずれぞや

君子は多弁を恥づとは言ひながらつい度を過ごしてしまふ愚かさ⋯

大根の花句(紹介)

母の叱音大根の花咲けり 伊藤希眸大根の花咲く浦に日当って 萩谷幸子大根の花ひと茎を虚子の句碑 川端実黒潮の濃し大根の華の上 神蔵器

海猫とともに貝を採る親子

波静かな瀬戸内燧灘、ウミネコの住む花稲海岸

戦後75年の散華

仁尾父母ヶ浜 コロナ禍

啄木の「快く働く仕事」の歌

こころよく※ 我にはたらく仕事あれ それを仕遂げて死なむと思ふ 石川啄木『一握の砂』 ※こころよい(快い)=気分がいい、楽しく愉快である(満足感) 〔心良い〕は誤り。「おもしろい」は興味本位で、軽い。

人物紹介の必要条件

【戦没者墓碑銘】 ①名前(戒名が正面・俗名は右側面が多い) ②略歴(父母)略歴兵歴が左側面から裏面に(生年月日は絶無に近い) ③死没地・年月日・行年

母校の楠若葉

樹齢100年を超える【樟樹】が60本ほど、鮮やかな楠若葉、陽に映えて鮮やか 職員の車はあれど観一生一人も見られぬコロナの禍中

レンゲ畑に遭遇

花の種採るためならむレンゲ畑

旭日に匂ふ柿若葉

敷島の大和心を人問はは 朝日に匂ふ柿若葉かな 本歌取りの歌 コロナとの闘いでなく共存を訴えし山中先生の提言 只今テレビ見ての即吟

あなたをコロナで喪いたくないです。

自然のままの渚を返せ

浜大根の花 自然海岸【渚】が泣いています。

愛憎半ばする三豊干拓地

古里の遠浅の海奪ったのは戦後食糧難の為かや

極楽鳥花畑に巡り合う

風鳥を瀬戸見下ろせる丘に見る 「極楽鳥」は ”風鳥という鳥の別名で、 金色の美しい飾り羽を尾の部分にもつ。 この鳥に似ている花ということで 「極楽鳥花」と命名された。

燧灘夕景