2024-03-04から1日間の記事一覧

「苦」の歌10首

恵まれず苦界に身を沈めし遊女のその後を知らず 苦しみ多い苦海なりと娑婆に出てくれば只管耐えて 苦懐語る友なく苦しい思いただ一生背負って生きるしかない 苦学とは働いて学資得ることだバイト学生少なくはない 深刻な境遇他人に語るなく苦艱艱難独り耐え…

贅沢を越えて

ご馳走が食べきれぬほど並びたる食膳見れば飢える民浮かぶ 飢餓に喘ぐ貧民困窮していても富める他国はどれほどしてるか 貧富の差国内国外あり得ても手直しするなど机上の空論 世直しは貧富格差を縮めんと上位為政者心砕けよ 「恩讐の彼方に」和解囚われなく…

耳慣れない言葉

かっきん? 恪勤=まじめにつとめること。勤勉と言ってほしい。 きっきん? 喫緊=さしせまってたいせつなこと。緊急でいいのではないか。 さっこん? 昨今=昨日今日。この頃、最近でもいいだろう。 しっきん? 失禁=おもらし。失調では辛いか。 いっこん…

漢字音訓表

えん罪事件の進捗(ちょく)状況⋯「えん罪」はチャンポン表記で「冤(えん)罪」が正字 「渉=ショウ」の音読のみ。「チョク」「はかどる」は認められぬ。 ※NHKの報道に見られた常用漢字外の表記が揺れている。

耳慣れない言葉

かっきん? 恪勤=まじめにつとめること。勤勉と言ってほしい。 きっきん? 喫緊=さしせまってたいせつなこと。緊急でいいのではないか。 さっこん? 昨今=昨日今日。この頃、最近でもいいだろう。 しっきん? 失禁=おもらし。失調では辛いか。 いっこん?…

春寒の池畔にて

垂水(滝)の早春景~万葉の歌~

石走る垂水の上の早蕨の 萌え出づる春になりにけるかも 『万葉集』巻8-1418 ・志貴皇子 石激 垂見之上乃 左和良妣乃 毛要出春尓 成来鴨

議員さんに注文(10首歌)

間違いを言うくらいなら読み上げも我慢はするが迫力がない 用意したメモが自筆のものならば見ないで言えよ国会議員 大切な数字数値にあればそこだけはっきりゆっくりと読め 無難に揚げ足取られぬよう言い逃れ術大方の議員心得ている 失言暴言この頃あまり見…

「~波」の歌10首

絶えず波海川湖沼生き物と変わらぬ命帯びているなり 波の花白波金波銀波などと観賞する余裕なきか 小波漣(さざなみ)女波大波男波荒波激浪もある 怒涛越え海外進出勇猛のあるいは信仰篤き諸人 油断できぬ風波余波波紋広がりどこまでも 岸打つ波日本全国津々浦…

人知れず梅見に

入選の決め手「寒紅梅の蕊」

和菓子屋をなりはひとして五十年 寒紅梅の蕊をさす朝 岩倉由枝 上の句「和菓子屋」を「なりはひ」(=生業、これは古語で旧仮名遣い)がよかった。下の句「寒紅梅の蕊」「さす」言葉選び、この神経の繊細さが光っている。きりっとひきしまって、冴え冴えとして…

紅梅の蕊

今年新年歌会始入選歌 ◎ 和菓子屋をなりはひとして五十年 寒紅梅に蕊をさす朝 岩倉由枝

残月と旭日、そして紅梅。

日月に対峙している紅梅のけなげさ歌う音曲がほしい

3月4日誕生日の花と花言葉歌句

3月4日誕生日の全国35万人の皆さんおめでとうございます (拙句)春暁の詩に今朝もまた目覚めたり 雅舟 【花】 ムラサキケマン 【花言葉】 あなたの助けになる 【短歌】かたくなな心をほぐす風情にてほのぼのと咲くムラサキケマン 道端や茂みに小さな紫…