筆海帳解読1
芭蕉の発句に私(雅舟)が脇句を付ける⋯⋯『芭蕉との対話』近刊
333 千代までと宗きよしきの有明の小松原しの鑑みる月 正八位・・
167 為鼠蕨人手をにきるや一夜庵 十三歳 明基
四
三 舟人
二
一
三 憶昔安禅山雪参照来山月印空・寝無人語松風冷四百年前一夜庵
二 大葉難・月秋風快剪如無人・荒夢向・筧・出巻雨・声戦 ・燈翠彰・南栄曝背近先却緑天居 甲子重九之秋渚学
一 清禅 葵寅晩夏 前田老人題
三 画村・雅漁渓
二 手植東書・下秋美白又黄主人多作客閑起策重場 乙丑秋抄八十四・素軒併題
四 天文の秋をなきけり庵のむし ・秋
一 月清き一夜をこゝにかりねして昔の人のこゝろしのはむ 正修出画
三 一夜庵柱によれバ霜雫 泊・
二 今宵泊まらん脚いたはりつ紅葉濡れゐつ 碧
一 月のみにかゝる雲あり暫しほど 虚子
三百二十八
三百二十七 琴引の音を昔ぬらん青嵐 いよ中村 弥有
三百二十六 ・・浪うち音や時鳥 肥前崎場 登鯉
三百二十五 有明の浜や霞天の風にも 桃内
三百二十四 一夜庵を訪ふに上京の留・とてあいはへらす てり際え有・や人の一夜庵 保山
三百二十三 琴の音の涼しさありや松の丈 ・・
三百二十二 ・るを下々といはゝいへ花の・ 青雨
三百二十一 そのしがたうつす・やかきつはた ・一
三百二十 庵涼し月を・のいつれにも 土佐 古通
三百十九 宗鑑の旧跡に墨痕を開く 行はるの・見付たり一夜庵 茂
三百十八 昼にても暑さ忘れし一夜庵 文雄
三百十七 ・年も夏のひと夜の庵かな 有莱
三百十六