留魂像(豊浜暁部隊)に関して


  豊浜暁部隊語り部を依頼され10年が経ちますが、遅々として捗っていません。
  豊浜会発行『あかつき』の編集者故塩崎久夫氏に対して責を果たすには、今しばらくかかりますが、
  毎日少しずつ地盤を固めています。誰もできなかったことを地元豊浜に住む者として頑張ります。
  知らなかったこと、語っておくべきことがあまりにも多いですね。

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留魂像建立記
陸軍船舶候補生隊ハ昭和十九年四月ヨリ終戦ニイタルマデ豊浜ニ駐屯セリ 船舶兵ハ第一戦ニオケル海洋機動力ノ主体トシテ挺身難ニ赴キ全軍ノ人柱トナルベキ使命アリ 隊員ハ深ク之ヲ肝ニ銘ジテ日夜鍛錬ニ励ミ業ナルヤ将校トシテ陸続前線ニ身ヲ投ジ激戦ノ間燃ユル生命ヲ祖国ニ捧ゲテ不帰ノ客トナッタ勇士又少ナシトセズ イマヤ戈ヲ収メテ星霜四十ヲケミシ征時慟哭ノ記憶漸ク風化セントスルニ際シ戦友力ヲ合セ 舟艇上ニ指揮ヲ執ル候補生像ヲ思イ出深キ此ノ海岸ニ建立シ英霊ノ名籍ヲ像下ニ納メテ鎮魂ノ祈念ヲ秘メ永ク後世ニ伝フル事トナセリ
 昭和六十年十月十四日
         豊浜会