作中に用いられた四字熟語
雲水の行脚の僧は転々と【一所不住】で樹下を宿とす
国民は圧迫されて辛酸舐め【臥薪嘗胆】仇討ち果たす
赤ん坊おぎゃあと泣いてその男【豁然大悟】聴講に行く
ダイヤモンド【金剛不壊】の志堅く守って強く生き抜く
禅問答にとんちんかんの答えした古典落語の【蒟蒻問答】
天黒く地は黄色なる【天地玄黄】書写の練習によく用いられ
絶対の無の世界とも言うべき世【無何有郷】に帰臥するもいい
芸術家本来【多情多恨】にして作品の裏に切なるもの潜む
徳にもとり倫を没すると訓読みす【悖徳没倫】不義不貞に同じ
夫婦仲兄弟の仲よい喩え【琴瑟調和】なかなか得られず