〔武蔵野〕の蹲っている【藁屋根】が原始的な寂寥を
ぽきっと木の枝を折ったように【不愛想】な答え方
いけないと思いつつ【本能的】に嫌悪が突き上がる
生きているただそのことを【不思議】には思いませんか
肉体上の【不健康】など問題にする下等な動物でない
この病院の【機関紙】の『戚樹の下』にEssay書いて
【葦簾張】にされた【接待所】二人は共にお茶を飲む
【盂蘭盆】が終わると暑さはますます酷しくなって
たまりかねはげしく【歔欷泣】き始め身悶えす
病人の【咽喉管】(カニューレ)引き抜き吸入かける