オノマトペ「ゆらゆら」他(10首歌)

「ゆらゆら」と男と女のゆれる心由紀さおりさま「ゆらりゆらゆら」

沖縄のさとうきび畑は「ざわわざわわ」戦死した父を遺児が探す歌

「さんさん」と太陽の陽射し射す日向「とろりとろとろ」とろける光

「しんしん」と更けゆく夜は母さんの夜なべしごとか雪降るさまか

「はっはっは」「ひっひっひ」「ふっふっふ」「へっへっへ」「ほっほっほ」

「さっささっさ」「せっせせっせ」と擬態語の動く様には心投影

聞こえ来る「カンカン」「キンキン」」「コンコン」は耳の垢まで落としてくれる

「も~も~も」「め~め~め」と動物の鳴き声そのまま幼児の名付け親

「は~は~」と「ふ~ふ~」などと声に出し息せき切って堪える姿佳し

「パチパチ」と手をたたく音あるいはまた木が燃える音豆爆ぜる音