『方丈記』冒頭文~朝顔の露~

  また、知らず、 無常を争ふさま、言はば、朝顔の露に異ならず。あるいは、露落ちて、花残れり。残るといへども、朝日に枯れぬ。あるいは、花しぼみて、露なほ消えず。消えずといへども、夕べを待つことなし。