2022-09-16 歌仙「讃州観音寺」300年前詠 歌仙「讃州観音寺」 備中出身除風撰『番橙集』宝永元年(1704)刊 我は唯いたゝきたいそ蓮の花 一砂 浅黄はいつれさめぬ帷子 鉄砂 提重のこんにやくはかり残されて 幽軒 月も出かゝる馬部屋の窓 梅樹 蚊やり火に衝立廻す盆嵐 吟山 野火辿る鶏頭のへり 除風 したゝかな昨日の餅にとかめられ 教貞 鏡に向ひて咳はらひする 湖舟 次の間のなけしにかゝる小長刀 才木 先うつくしうつほむ山茶花 月下 (後略) 除風 延享3年(1746)没 浮田一砂 宝永3年 (1706) 没