祈りと誓い(10首歌)

聞いてくれているとは話者の錯覚で真に聞いてくれるのはわずか

そのわずかの聞き手信じて話すのみ心をこめて言い放すのみ

聞いていてその場で感動与えればそれが全てと信じたいもの

記しておけば遺り易いというものの永久保存とは信じえず

書いたこと話したことより残るものそれも錯覚永遠とは言えず

もそもそと言うのではなく歯切れよく明快に聞き手を魅了させたい

瞬間に命のすべて血の騒ぎ伝えられねばどうにもならない

若者の祭典夏の甲子園一校以外は皆嘆き校

敗戦の日がまた近づいて奮起する日本の再起誓う日迫る

勝ち負けの人生余りに多いかな一緒に音色味わっていたいのに