宮中歌会始(香川県 大正~令和)入選歌
①大正7年1月8日 御題「遠山雪」
燧灘波路の末の雲はれて伊予の高根に雪ふれる見ゆ 堀野林治 (豊浜町和田)
※歌碑 (観一三女の庭・琴弾山頂)
②昭和8年1月21日 御題「朝海」
動くとも見えぬ白帆の連なりて朝しづかなり瀬戸の内海 石井朝太郎 (高瀬町比地)
※歌碑(観一三女の庭・琴弾山頂・爺神山腹・比地二公民館前・多度津桃陵公園)
③平成6年 お題「波」
波の穂の放つ飛魚輝きてわが舟の上越えて行きたり 泉谷純明 (観音寺市)
④平成10年 お題「道」
産道を出でしみどり児かき抱き産湯つかはす真夜の勤務に 藤堂ハルエ
➄平成28年 お題「人」
かぎろひの春の手習ひ人の字は左右にゆつくりはらつてごらん 大林しずの (坂出市)
⑥令和4年 お題「窓」
出来た子もそれなりの子も働いて働きぬいて今日同窓会 藤井哲夫 (小豆島町)
⑦令和6年 お題「和」
和菓子屋をなりはひとして五十年寒紅梅に蕊をさす朝 岩倉由枝(丸亀市飯山・高瀬町二の宮出身)
⑧令和7年 お題「夢」