①大正13年 御題「遠山雪」
燧灘波路の果ての雲晴れて伊予の高根に雪降れる見ゆ 堀野林治(和田)
★歌碑 (観一三女の庭・琴弾山頂)
②昭和8年 御題「朝海」
動くとも見えぬ白帆の連なりて朝しづかなり瀬戸の内海 石井朝太郎(高瀬)
★歌碑(観一三女の庭・琴弾山頂・爺神山・比地二公民館前・多度津桃陵公園)
③平成6年 お題「波」22,514首
波の穂の放つ飛魚輝きてわが舟の上越えて行きたり 泉谷純明
④平成10年1月9日 お題「道」
産道を出でしみどり児かき抱き産湯つかはす真夜の勤務に 藤堂ハルエ
➄平成28年 お題「人」
かぎろひの春の手習ひ人の字は左右にゆつくりはらつてごらん 大林しずの(坂出市)
⑥令和4年 お題「窓」
出来た子もそれなりの子も働いて働きぬいて今日同窓会 藤井哲夫(小豆島町)
⑦令和6年 お題「和」 15270首
和菓子屋をなりはひとして五十年寒紅梅に蕊をさす朝 岩倉由枝(高瀬出身)
※参考 昭和34年お題「窓」
紙切を窓にはさみてかへりたり逢へずにゆくはかなしと書いて 垣内和子(高校生)
⑧令和7年 お題「夢」