「身に余る」御心ざしを頂いて桐壺更衣光るを産みぬ
仄かにも光源氏のお姿を「身に沁む」ばかり女房見入る
建礼門院の安産祈り「身の毛がよだつ」祈祷師の声
「身の後」に金で北斗七星支えても遺族の心慰むべしや
「身の程」は儚きものよどうなっていくのかはた知れず
昔より「身は習はしのもの」なれば会わずにいればと試してもみむ
「身を合はす」一身同体なりし君臣関係は今はあるまじ
「身を沈む」平家物語に哀話あり琵琶に合わせて語り聴かせる
「身を捨つ」は身投げでなくて出家遁世することにも使う
「身を尽くす」=「澪標」に懸けて使うこと古歌に多いか