六年 甲戌 ( きのえいぬ ) 、 海犬養宿禰 ( あまのいぬかひのすくね ) 岡麿が 詔 ( みことのり ) を 応 ( うけたまは ) りてよめる歌一首
御民 吾 ( あれ ) 生ける 験 ( しるし ) あり天地の栄ゆる時にあへらく思へば
(巻6ー996)
「あへらん」と書かれているのは間違い。「あへらく」が正しい。