荒神宮

   ~荒神さん~
 日本古来の伝承には、和魂(にぎみたま)荒魂(あらみたま)がある民間伝承でも、温和に福徳をもたらす神と、極めて祟りやすく危害や厄の神があった。後者を祀ることはなく、前者が一般的な意味での荒神である。それを祀ったのが、荒神宮。親しんで「荒神さん」である。
 荒神信仰は、西日本、特に瀬戸内海沿岸地方で盛んであった。不十分な調査ながら、県別では岡山(200社)、広島(140社)、島根(120社)、兵庫(110社)、愛媛(65社)、香川(35社)、鳥取(30社)、徳島(30社)、山口(27社)のように中国、四国等の瀬戸内海を中心とした地域が上位を占めている。我が香川県の場合、とてもこんな少ない数ではない。
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