「無」の川柳 三十句

  
  無念なる日本災害無辜の民   
  
  無学にはあらねど無職無婚の子
 
    無事無音無作法にして今年過ぐ
 
  無理無茶を承知で借金無礼講
 
  無視してる訳ではなくて無期延期
 
  無事故ではなく無茶苦茶の自己破産
 
  無難には送りし今年無報酬
 
  無根無蔕論より証拠お見せあれ
 
  無為無策国家存亡あやうけれ
 
  無垢の子に生れ無常に曝される
 
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    無位無冠民に施す無私の人
 
  無とは零零から全て始まります
 
  無花果といふ果物の花の道
 
  無遠慮無芸大食無宿者
 
  無産階級地主無き世を目指します
 
  無軌道に生きても父母の喪に服す
 
  無頼派と呼ばる子も孫皆優し
 
  無心に生き無明長夜に目覚めたり
 
  無事是好日こんなことでは無宿者
 
  無粋とは無愛想ならず無警戒
 
  
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     無為徒食老人無風無訪問
 
  無量寿経読んでる無意識闇の中
 
  無理心中片割れ生きて生き地獄
 
  無邪気とはあなたの中の無間の夢
 
  無尽蔵宝見捨てて無知蒙昧
 
  無手勝流功を奏する無法者
 
  無二無三一途に愛す唯それだけ
 
  無心にして無偏無党で生きられぬ
 
  無鉄砲坊ちゃんどこに行ったやら