信仰篤き者よ、永遠なれ

     香川県観音寺市豊浜墓地公園の一郭に
 
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    三十歳召天 合田俊二君 遺作
 
  うたかたの 世に立つ己が 後背は 堅き十字の あとと見えけむ
 
 
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     愛媛大学卒業、中学校教員採用されるも飽き足りず、神学大学に学び、
 卒業後は北海道の地に牧師として奉仕するも、三十歳の若さで昇天す。
 信仰心篤い母親はこの一人息子の菩提を弔い続けるも、先年天に召された。  
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 1980年30歳にして癌で亡くなった牧師の遺稿・追悼集。愛媛大学を卒業、数学の教師に内定していたのを、捨てて牧師の道を選び、北海道に渡った。青年牧師としての説教集がここに掲載されている。あまりにも短い生涯だったが、ひたすらに愛の大切さを聖書やキェルケゴールに感じた。
 豊浜墓地公園に眠る「牧師 合田俊二之墓 そして、母合田友子」が寄り添うように眠る。   
 なお、この遺著は、母親友子さんが残していた一冊で、私が無理にもらい受け、彼の母校香川県立観音寺第一高等学校先輩文庫に収蔵してある。
 私の後輩合田俊二君のことはどうしても後世に伝えたいと念じている。