寺山修司、この一首

 
 
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わが通る果樹園の小屋いつも暗く父と呼びたき番人が棲む
  
 戦病死して、ほとんど父親の記憶のない寺山修司は、そのまま私の人生と重なる。父性への淡い思慕を歌った、我が共鳴共感の一首。
   寺山修司彼は私そのものと生きて来れり生き過ぎるほど    雅舟