【短歌】イワウチワ春の使者とて咲き出ずる愛しきいのちうちふるえるを
開花が春の到来を知らせる、まさに花ことば「春の使者」の
とおりです。うちわの形をした葉に、小さなかれんな花をつ
けるその姿は、命のいとおしさを感じさせます。
【俳句】しゃべりつつはたと一人や岩鏡 坂本 坂水
岩鏡山雨に男濡れて黒し 村越 化石
岩かがみ霧が暗しと灯をともす 藤岡 筑邨
【三行詩】 イワウチワ属の岩鏡
岩場に群生する多年草
安曇野上高地で見つける
【万葉歌】 筑波嶺に雪かも降らるいなをかもかなしき児ろが布干さるかも