3月19日誕生日の花と花言葉歌句

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 3月19日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます
         
       (拙句) しだれ梅しだれ桜と継ぐうれしさ  雅舟
        
【花】シダレザクラバラ科)  【花言葉】 優美
  
【短歌】朝に匂い昼にたゆたい夕べには優しく佇てりシダレザクラよ 
                                                                                     鳥海昭子
                          天から降り注ぐような樹齢数百年のシダレザクラを見た
       ことがあります。朝は春の香りを漂わせ、昼間は柔らか
       な風にゆられ、夜には明かりに優美な姿を現しました。
                
【季語】 枝垂れ桜(糸桜・滝桜) 
          
【俳句】 まさをなる空よりしだれざくらかな  富安 風生

      樹の洞に千年の闇たきざくら       野澤 節子 

      糸桜雲のごとくにしだれたる       下村 梅子

【三行詩】 しだれ(枝垂れ)うめ(烏梅)・さくら(作楽)

      ウメ・サクラそのものよりも大和言葉を楽しむ

       兼好流に花見などに行かないで降り暮らしたい  
  
【万葉歌】さにつらふ妹を念ふと霞立つ春日もくれに恋ひ渡るかも
                  (巻10ー1911
 
【3月19日 誕生日の有名人】
          リビングストン(1813) 豊田佐吉(1867)  森田草平(1881)
        時雨音羽(1899)  福永武彦(1918)  小野田寛郎(1922)
     里見京子(1935)       朱里エイコ(1948) 稲森いずみ(1972)  

        ~今日も一日佳き日でありますように~

官能俳句『鈴木しづ子100句』の中の20句抄

◎春雪の不貞の面て擲ち給へ

◎冬の月少女花うり店しまふ

◎夫ならぬひとによりそふ青嵐

◎秋ゆふべねじ切るわざを見てならふ

◎あきのあめ襟の黒子をいはれけり

◎湯の中に乳房いとしく秋の夜

◎しぐるるや掌をかさねおく膝の上

◎欲るこころ手袋の指器に触るる

◎実石榴のかつと割れたる情痴かな

◎秘め箱に紐かけておく椿かな

◎まぐはひのしづかなるあめ居とりまく

◎裸か未股の血脈うをく引き

◎情慾や乱雲とみにかたち変へ

◎葉の蔭にはづす耳環や汗ばみて

◎熱哀し蒲団のそとに置く片手

◎一葉の死せし歳過ぐ冷やこき手

◎わが五指がさくらはなびら散らしけり

◎天の河つねに悲恋は姉娘

◎風鈴や枕に伏してしくしく涕く

◎娼婦またよきか熟れたる柿食うぶ

◎裸か身や股の血脈あをく引き

◎寒菊や荒るることなき素顔の膚

◎早梅や人より多き希ひごと

◎吹く息が菊はなびらの塵たたす

◎春ひかり豆腐横たふ皿の上

 

 

彼岸詣

ニ三日彼岸の前の寒さかな

連れ立って彼岸詣や六十年 

二十基の知らぬ先祖や彼岸詣

叔父叔母のひょこひょこ彼岸詣かな

都から彼岸詣に来ると言ふ

忘れてはいなかったのか彼岸詣

菜の花も添へて彼岸参りかな

花芝が長持ちのする彼岸参り

母方の方が気の向く彼岸参り

戦没の叔父二人あり彼岸参り




戦い・争いはスポーツだけでいい

戦いはスポーツだけでいいのです国と国との戦い止めよ

争いはスポーツだけでいいのです国と国との争い止めよ

競うこと文化だけでいいので軍事競争愚の至りなり

人として恥ずべきことを繰り返し戦勝という愚冠かむるか

勝ち戦さその反対の負け戦さその交戦を許したのは誰

敵倒し殺戮重ね人間の最悪Scenarioを戦争と言う

相手国の子供攫ってゆく行為戦犯という悪行の限り

列強の世界の悪事戦争を許していいのか現今の醜

戦争は絶対してはなりませぬスポーツ文化で身心鍛えよ

交戦国叩きのめしたい気はあれど暴力解決してはならない



山崎宗鑑略伝

山崎宗鑑(やまざきそうかん)  

  天文22年(1553)没 行年89歳 戦国時代の俳諧連歌師 

【出身】近江国志那郷(現在、滋賀県草津市志那町)

【父祖】近江源氏佐々木秀義五男左衛門義清の後裔(山崎離宮八幡井尻の子、八条之小野光家朝臣の孫とも言われる)

【幼名】志那弥三郎憲重(範永)

【在俗】第9代将軍足利義尚の侍童・右筆

【出家】25歳、延徳元年(1489)3月、同年齢の足利義尚陣没直後

【出家後】〇尼ケ崎時代(数年) ◎山崎時代(30歳頃~64歳頃)近くに離宮八幡宮あり、霊泉連歌講など俳諧連歌講など俳諧連歌を広める。庸書にも応じていた。

◎讃岐時代(64歳頃~89歳)25年間

〔一夜庵〕臨済宗東福寺派興昌寺境内の草庵。旧知の梅谷和尚を頼って来讃。

【死没】天文22年10月2日89歳

【辞世】宗鑑はどちへと人の問ふあらばちと用ありてあの世へと言へ(伝承歌)

【年忌】450年忌 平成16年(2004)11月7日