複眼思考10首
蜻蛉の目玉が欲しい一眼レフそれもよけれど多視界望む
自らのやり方だけを押し付けてそれで人様付いて来ますか
自分に固執する時あれどひらリ身を翻す術巧みに使わん
自分にないものを求めて一緒になるその鷹揚さ二人に欲しい
仲間いるいないよいるよどちらでもいいときあれどやっばり仲間
社会的貢献度など問われたくないからと言い篭る象牙の塔
迷惑をかけてないからいいのだと自己撞着の悶々の日々
人に聞くけば早く着くのに目的地にまわりまわって道草の味
一年は辛抱しなければなりませぬ偏見独断狂師あるなり
愚かなる人間どもよ戦争は複眼思考出来ない定め
