2021-03-19 『大塚布見子歌集』より この花にいくたび遇ひしか露草は常碧落の色湛へゐて くちなしの花食むといふそを食めばうつし実いかに匂ひゆかむか いらかいくつ重ねて立てる塔(あららぎ)のいづくゆも見えてさびしさびし大和は