2023-03-29 道真、讃岐嘆き節(旧三月三日) 三月三日、雅院に侍り、侍臣に曲水の飲を賜ふ、製に応へまつる(七言律詩) 菅原道真が讃岐の国守であったときの嘆き節の漢詩 1 風光を擲ち度りて 海浜に伏せりき 2 憐れぶべし 今日佳辰に遇ふこと 3 近く臨む 桂殿 廻流の水 4 遙に想ふ 蘭亭 晩景の春 5 仙盞 追ひ来りて 花錦乱る 6 御簾 巻き却けて 月勾新なり 7 四時 王沢を歌はむことを廃めず 8 長く詩臣の 外臣たらむことを断たむ 趣旨=大いに歳時の風流をおこし、私のような文人詩臣を召し出して田舎廻りなどさせないで下さい。