栄枯盛衰(10首歌)

田舎町歩けばここにもあすこにも空家があって黙殺してゆく

我が家も又いつの日かかくならんと他人事と思わず

かつてここに在りし家など忘れるほどNewHouse建つ見蕩れるほどの

蔦蔓外囲いなど一面に繁茂しており狐狸棲むほどに

子孫でない他人が買って住むならん威風堂々周囲睥睨

侮られたる家再興隣の家消滅したり栄枯の手本

後継の子により違ってくる家運ただ忍従と得意行き交う

工場の立ち並びたる景気よさ貧窮問答耳傾けず

無常観下敷きにした物語今更紹介する要もなく

幾代も続く家柄稀にして新世代また最新世代