「無」こそ∀(10 首歌)

無用の用現今役に立つまいが無償の愛はいつか花開く

無我の境に安住していて時あらば無頼の行為身動き始む

無意識に傾きかけし新興の思想宗教受け入れぬまま

無実無根噂の元凶そのままに無比なる努力精進重ねる

無罪無策と罵られようとも自らの信念貫く無頼の男

無知無念 無能無比から立ち上がるその心根は地の塩なるや

無音には打ち過ぎおれど無粋越え無限宇宙の開発者となる

無酔野暮なる人間がいて冗談も無駄なる時は淋しい限り

無防備の相手かまわず突入す無慈悲の輩には参入せず

不愛想より冷淡な無関係無感動なる非人間がいる