武士の身の上を捨てて出家、歌僧となって放浪した西行の生き方を敬慕している者にとって、武士の世を築いた清盛には心を惹かれる何ものもない。ただし、今回はのドラマは、文武の在り方をからめてくれるので、しっかりと視聴したいと思っている。
保元の乱に敗れて我が郷土讃岐に流された崇徳上皇が登場すると言いうので、これまた楽しみである。無念の内に讃岐に悶死して、怨霊と化して都に禍をもたらしたというのは、このドラマには取り上げられないかもしれない。
崇徳院の没後まもなく、西行は讃岐に渡り、その菩提を弔い、挽歌を詠んでいることは衆知のところであろう。崇徳院の歌碑西行の歌碑が香川県坂出に18基も建立されている。西行の歌碑も74もあって全国の三分の一は讃岐香川県に集中している。



