2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

鴨を詠む三句

海くれて鴨の声ほのかに白し 芭蕉 遠い女シベリヤの鴨潟に浮き 三鬼 鴨鳴けり枯穂の金がひた眩し 楸邨

仁者・知者・勇者

仁者は憂えず、知者は惑わず、勇者は懼れず(論語)

鷗のジョナサン恋する百合子

燧灘落日を堪能

その人を多少うるさいと思へども居ねば淋しい有明の浜 雅舟

カモメのジョナサンとお見合い?

いっぺんで気に入りました!

国語基礎力判定問題

国語基礎力判定問題一 書き取りシサ( )に富む意見 ゴカク( )の勝負スウキ( )な運命 白紙テッカイ( )シンキ( )一転 責任テンカ( )アッセン( )する 資本主義タイセイ( )ボウジャク( )無人 常識ケツジョ( )二 読み仮名寄席( ) 桟敷( ) …

蝋梅を見つけて誰に報すらむ

蝋梅を案内できず日が暮れて

冬の池畔にて

讃岐野に溜池多し 今日は独りさすらうもまた西行めきて 雅人

赤い顔、赤い橋、赤心の情

赤い顔 赤い橋 赤心の情

新春の水田鏡

耕作を放棄した田に水張りて新春の空映して鏡 雅人

尼寺の蝋梅+山茶花

無住にる尼寺に🌸なる君と居て

挨拶もせず早梅の咲きゐたり

早梅の挨拶もなく咲き出でて 妻の座に居る令しき風体

剣持雅澄歌集『紺青』20首

我が歌自選20首 北満の野に朽ち果てし憂国の志士なる父は永久に還らず 母嫁せし時のタンスは納屋隅に雪降るごとき閑けさをもつ 母が嫁し我の生まれて育ちたる家の棟木の響き立て落つ 母のこと案じて書ける幾百の満洲通信押入れ深く 父母に会ひたき心子に言…

竿川冬景色

香川県三豊市豊中町竿川(財田川に合流)

国市池の冬渡り鳥の鳴き声

鳴き声のオノマトペとは気が利いているね!

山崎宗鑑の享年

◎俳諧の祖とされる山崎宗鑑の死没地・年月日・享年 ①天文22年(1553)没 享年89歳(俳諧奇人談)これが通説となっている。 ②天正5年(1577)没 享年72歳(宗鑑法師一夜庵勧進帳)比較的妥当な説 ③生没年不詳 (俳諧文学辞典等) 以上のように…

聖人に見守られたる命哉

檀那寺である善正寺(浄土真宗)の境内の楠の樹が突然倒壊したものの怪我する人もなく無事であったのは、親鸞聖人の加護かと一句詠じました。~香川県観音寺市柞田町~

君が姿(万葉集相聞歌に)

萬葉集には「姿」とは記されず「光儀」と宛てられている。

憂国の志士

七十年前の中学時代、自習の監督に校長が来て、いきなり「憂国の志士」と大きく板書した。そして、おもむろにここに居るN君の父親は満蒙開拓青少年義勇軍の中隊長として志願し、戦死したことを語るのだった。戦後10年も経たない時のことで、生徒の方も戦争の…

読めない字にはルビを

香川県観音寺市粟井町上野【於神社】延喜式内讃岐二十四社の一 おいて神社?

かもめのジョナサン

この愛くるしいユリカモメよ、近づくけれど、決して掴めない。

森川義信、永遠の名詩「勾配」は不滅

天才詩人森川義信の詩精神は水仙のように清冽で、故郷の詩碑に遺されている(観音寺市粟井町生家前)

超俗人生(十首歌)

渇しても盗泉の水飲まずという高潔の士を見倣わんとす 往古より武士は食わねど高楊枝と心は高く気高くありたし 欲望の果てしなき人ふと目覚め喜捨の心に目覚めむとして 物質も名誉も地位も捨て去って慈悲と慈愛に捧げむこの身 金銭に汚れた手を出し恥知らぬ…

戦没の父の墓・祖父の墓

我が祖父の墓に参らず 人の父の墓に参るやいとしや君は 名も知らぬ祖父軍人墓地にあることを令和になってやっと知る孫

花野菜ブロッコリーの句

レモン、大量栽培しています。

山茶花、散り際の潔さ

山茶花のこの潔さ見倣ひたし

今、蝋梅の花時

蝋梅が咲くとろとろととろとろと

肉親の情を超える愛を(十首歌)

戦没慰霊十首歌 戦死した自分の肉親のみでなく多くの他者へ想い及べよ 墓地に参ればせめて周囲の碑にも目を向けて拝まむ自他の差もなく 自分は自分他人は他人と思わずにみな等しくて戦争犠牲者 一律の墓前であるべき軍人墓地我が祭壇を突出する勿れ 学歴戦歴…

令和新春三句

蝋梅や君子は独りを謹める 雅舟 永遠に君の紅潮ゼラニウム 雅舟 娑婆になほ縁しのありて烏瓜 五黄