現世だけの【親子は一世】【夫婦は二世・主従は三世】
一方で前世の報い現世に【親の因果が子に報う】とも
それなりに【親はなくとも子は育つ】と言われもするが苦労はあろう
【親の意見と冷酒は後で効く】骨身に沁みることもある
甘やかさず【可愛い子には旅をさせよ】と言われもするが簡単ならず
【死んだ子の歳を数える】今更なことではあってもつい愚痴る
【我が子の転んだのと他人の子の死んだのと懸け合う】とか
【親に似ぬ子は鬼子】にして【蛙の子は蛙】と言えば謙遜語
〔矯めるなら若木のうち〕よ人もまた【二十過ぎての子に意見】では
〔焼野の雉(きぎす)夜の鶴〕【夜鶴子を思う】情篤い鳥