2021-05-03 放浪遍歴の文学(10首歌) まづ浮かぶ放浪遍歴一生を費やせし人西行法師 全国を唯行脚するのではなく詩歌詠む人でありたし流離人は 野ざらしを心に風のしむ芭蕉夢は枯野をかけめぐり逝く 旅の果て行き着きし島小豆島尾崎放哉おくつき所 何ものにも捉われのない生も句も生き続けをり種田山頭火 石文であれ紙碑であれ目に付くものに旅は記すべし 一句でもこの世に遺す言葉あれ裡から溢れる魂の叫び ホームスティ―それでは一生寂し過ぎる人に逢はない旅続けたし 悠久の時の流れに無限なる世界に向かひいざ旅をせむ 一所定住それでは発展進展なし時空を超えていざ旅をせむ