デルタ株との【対じ】とは?

     都知事の「対じ」は適切だったか?

只今、7 時のニュースで東京都知事が「デルタ株との対じが」大切になると言われた。

この【対じ】は常用漢字にないので、漢字+ひらがなのチャンポン書き。一般の会話に使用しないのが普通。学識のある人が文章語として使っているが、一般大衆に向かって使うのは不適当。「向かい合う」ではだらしないか? 「対応」でいいのかもしれぬが、「対じ」とはいかめしく、一筋縄ではいかない厄介ものには、この「対じ」が最適な用語か、疑問である。

 【対 × 峙】. [名](スル) 1 山などが、向かい合ってそびえること。. 「谷を隔てて 対峙 する岩峰」. 2 対立する者どうしが、にらみ合ったままじっと動かずにいること。. 「橋を挟んで両軍が 対峙 する」. 出典 小学館デジタル大辞泉について