何事もなく年月が過ぎてゆく【平凡】に生きることの幸せ
才能もなく【凡俗】に生きていてある時翻然と悟ることありや
『非凡なる凡人』という含みある国木田独歩の短編がある
面前で【凡作】という捨て台詞もらされた人の発奮ありや
煩悩にとらわれ迷う衆生とは仏教で言う【凡夫】なりけり
将軍も代々続けば【凡庸】な名のみ残れる者の方多し
見逃される【凡例】は本の例言でハンレイと読むこれも忘れる
おおよその【凡百】の人束になってかかっても彼の才知に及ばぬ
人として生まれ死ぬ人大差なし【凡聖一如】はかなき命
Sanskrit梵語に遡る【梵我一如】清浄なもの始源としたい