旧三豊郡は現在の観音寺市と三豊市とを合わせた香川県西部(西讃)に位置する。
中心になるのは財田川下流の観音寺町で、詫間町・高瀬町・大野原町・豊浜町などがあっても、その周辺の町にすぎない。特に際立った産業があるわけでなく、宗教・文化・観光でも際立ったものはない。昔ながらの農村地帯ではあるが、商工業等の産業振興に取り組んで、手堅く地味な暮らしを続ける地域である。
敢えて言えば、元大平総理の標榜した【田園都市構想】の候補地のまま、宙に浮いているのが【香川・三豊地域】である。北部三豊市と南部観音寺市は、対立を避けながら独自の方針で進行、なんとか併存している旧三豊郡である。せめて連絡を取り合い、相乗作用で発展していくことを期待するところである。外部の人に「みとよモンロー」とだけはいわれたくない。
～七宝山讃歌～
空海の名付けたる山 七宝山 西讃二つの市に鎮座して
