人生は些事を愛さなければならない(10首歌)

人生を幸福にするためには些事を愛さねばならぬ(芥川龍之介)

雲を見ているだけで幸せと思わなければ人生はつまらない

見てくれるはずもないのに野末には己が丈に合わせて花咲く

虫の声鳥の鳴き声聞いているだけで安らぐ全て忘れて

月見花見紅葉狩りには物質の利益なけれど心癒やさる

あの花は綺麗ねと言っても返答のない人などとは共にいられない

おあいそをしてくれるだけで十分です物いただくと気が重くなる

大方の人に見放されても必ず誰かが声かけてくれる

達観し女なんかはどうでもいいと悟らなけれが家庭はみじめ

偉そうに言う人なれどこけおどしかわいいところもあると許そう