10人の文学者の終焉録 

正岡子規 明治35年9月19日 上根岸自宅にて結核性瘍推骨カリエスで病死 35歳

八木重吉 昭和2年10月26日 神奈川茅ケ崎自宅にて肺結核で病死 29歳

 「神様あなたに会いたくなった」「可愛い登美子」とも言った。

島木健作 昭和20年8月17日 鎌倉養生病院にて肺結核で病死 43歳

 最期の言葉「これからやり直しだ」

志賀直哉 昭和46年10月21日 世田谷関東中央病院にて肺炎で病死 88歳

 「もう何もしないでくれ、俺は駄目だ、死ぬよ」

檀一雄 昭和51年1月2日 九大附属病院にて悪性肺腫瘍にて病死 64歳

 絶筆「モガリ笛/いく夜もがらせ/花に逢はん」

諸橋徹次 昭和57年12月8日 新宿自宅にて老衰死 99歳

中村草田男 昭和58年8月5日 世田谷の病院にて急性肺炎で病死 82歳

 絶句「折々己れにおどろく噴水時の中」

松本清張 平成4年8月4日 東京女子医大にて肺臓癌で病死 82歳

阿波野青畝 平成4年12月22日 西宮病院にて心不全で病死 93歳
 絶句「この鏡見つつ良夜を惜しみけり」

江藤淳 平成11年7月21日 自宅風呂場にて自死 66歳