『徒然草』人生訓 10句

①花はさかりに、月はくまなきをのみ見るものかは(137段)

②あやまちは、やすき所になりて、必ず仕ることに候ふ(109段)

③少しのことにも、先達はあらまほしきことなり(52段)

④人としては善にほこらず、物と争はざるを徳とす(167段)

➄なんぞただ今の一念において、直ちにすることのはなはだ難き(92段)

⑥勝たんとうつべからず、負けじとうつべきなり(110段)

⑦さしたることなくて人のがり行くは、よからぬことなり(170段)

⑧心なしと見ゆる者も、よき一言はいふものなり(142段)

⑨世は定めなきこそいみじけれ。命長ければ恥多し(110段)

➉死は前よりしも来たらず、かねて後ろに迫れり(155段)