群青と紺青


 ①小学館『新選国語辞典』によると

群青=あざやかな青色。

紺青=うつくしくあざやかな、あい色。

 ②集英社『国語辞典』によると

群青=濃青色の絵の具。また、その色。▽天然の岩絵の具で、東洋画の材料。

紺青=《文章》鮮やかな明るい藍色。 

 ③三省堂大辞林』によると

群青=青色の無機顔料の一。本来はラピスラズリの粉末であるが、珪砂・カヲリン・硫黄・炭酸ナトリウムなどを焼成して合成される。絵の具・塗料・印刷インキなどに用いる。ウルトラマリン。【群青色】鮮やかな藍青色。

紺青=①鮮やかな明るい藍色。濃く深みのある藍色。②青色顔料の一。フェロシアン化カリウム水溶液に鉄(Ⅲ)塩を加えると沈澱する。ブルシャンブル―。ベルリン青。【紺青鬼】地獄にいるという青色をした鬼。青鬼。

 ④大修館書店『明鏡国語辞典』によると

群青=〘名〗鮮やかな藍青色の顔料。また、その色。群青色。「群青の大空」

紺青=〘名〗明るく鮮やかな藍色。また、その色の顔料。「ーの空」 

 ➄学研『現代新国語辞典』によると

群青=あざやかな藍色がかった青色の、鉱物性の絵の具(の色)。群青色。「ーの空」

紺青=あざやかな明るい藍色。また、その色の顔料。