花の雲鐘は上野か浅草か
しばらくは花の上なる月夜かな
のみ明けて花池にせん二升樽
四方より花吹き入れてにほの海
花の山二町のぼれば大悲閣
橿の木の花にかまはぬ姿かな
花の影謡に似たる旅寝かな
なほ見たし花に明け行く神の顔
一里はみな花守の子孫かな
奈良七重七堂伽藍八重桜
花の雲鐘は上野か浅草か
しばらくは花の上なる月夜かな
のみ明けて花池にせん二升樽
四方より花吹き入れてにほの海
花の山二町のぼれば大悲閣
橿の木の花にかまはぬ姿かな
花の影謡に似たる旅寝かな
なほ見たし花に明け行く神の顔
一里はみな花守の子孫かな
奈良七重七堂伽藍八重桜