短歌におけるオノマトペ効果

かさこそと落葉踏みしめ俳諧の裏道を行く独りの時間

しんしんと古里寒く更け行けば許せぬ人も許す気になる

ちらちらとちらつくものの実体は問はず過去との訣別の日は

はらはらと飛び掛かり来る思い出は振り避けていく訣別の日は

たらたらと真夏の空は夕焼けてあの画家頻りに思ひ出し居り

ぬめぬめと纏いつくもの遁れえずいっそ海底にのめり込みたし

べらべらとしゃべりへらへら笑ふ彼ぺらぺら人生アッと終止符

年末に歌えば心せいせいすすっかりしっかり感謝感激

いつまで経ってもふにゃむにゃお前しっかりせんかい

いつまでも続くと思ってた幸せぷっつり消えた