和泉式部の歌

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 つれづれと 空ぞ見らるる 思ふ人 天降り来む 物ならなくに (和泉式部集)
 
 人は時として空を見やられる。それは、まず何よりもこの地上には見るべきものがないからだろう。あるいは、「思ふ人」を求めてのことであるかもしれない。