本日の誕生花にまぎれこんだ「欅」の万葉名は「槻」

 
               
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 本日の誕生日の花にまぎれこんだ欅(ケヤキ)は樹勢盛んな大木。神聖視され、その樹下は聖域とされていた。大化元年の明日香の法興寺飛鳥寺)の大槻下の君臣一体となって天下を保つ誓いは有名。万葉時代の槻はケヤキの古名。槻弓としても用いられてた。種子は落葉に着き、風で散布される。

 
 
     万葉集に詠まれた「槻」の歌
 
早来ても見てましものを山背の高の槻群散りにけるかも
 
池の辺の小槻の下の小竹な刈りそねそれをだに君が形見に見つつ偲はむ
 
泊瀬の斎槻が下に我が隠せる妻あかねさし照れる月夜に人見てむかも
 
 天飛ぶや軽の社の斎ひ槻幾代まであらむ隠り妻ぞも