比翼の鳥、連理の枝

  
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   長恨歌(抜粋)      白楽天      
  春寒賜浴華清池
  温泉水滑洗凝脂  
     春まだ寒いころ華清池の温泉を賜った。
     温泉の水は滑らかに白い肌を洗う。
  侍兒扶起嬌無力
  始是新承恩澤時
     侍女が助け起こすとなよやかで力ない。
     こうして晴れて皇帝の寵愛を受けたのであった。

  在天願作比翼鳥、
  在地願爲連理枝  
     天にあっては願わくは比翼の鳥となり
     地にあっては願わくは連理の枝となろう。
  天長地久有時盡、
  此恨綿綿無絕期
     天地は悠久といえどもいつかは尽きることもある。
     しかし、この悲しみは綿々と続いて絶える時はないだろう。
 
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